子どもが熱を出した。保育園には行けない。
でも、仕事も休めない。
そんなときに頼りになるのが「病児保育」です。
ただ、いざ利用しようとすると、
「病気の子どもを知らない場所に預けるなんて、かわいそうなのかな」
「本当はそばにいてあげるべきなんじゃない?」
「仕事のために子どもを預ける私は、ひどい親なのかな」
そんな罪悪感を抱いてしまうママもいるのではないでしょうか。
病児保育を利用することを迷ったり、子どもに申し訳ない気持ちになったりするのは、決しておかしいことではないと思っています。
でも、「病児保育に預ける=子どもがかわいそう」と決めつける必要もありません。
この記事では、病児保育に預けることへの罪悪感について、ママが少し気持ちをラクにできるように考えてみます。
病児保育に預けるのはかわいそう?

結論からいうと、病児保育に預けることだけを理由に「かわいそう」と決めつけることはできません。
子どもが病気のときに、できればずっとそばにいてあげたい。そう思うのは当然です。
でも、家庭によってはどうしても仕事を休めない日があります。
勤務先の事情だったり、夫婦どちらも休めなかったり、何日も仕事を休むことが難しかったり。
そんなときに、病気の子どもを預かってくれる場所があることは、親にとっても子どもにとっても選択肢のひとつになります。
病児保育は、「親が子どもを放っておくための場所」ではありません。
病気やけがの回復期にある子どもを、保護者が家庭で看護できない場合などに預かるための仕組みです。
「預ける=愛情がない」ということではありません。
私も病児保育に預ける前は、病気の子どもを預けてまで仕事に行く必要があるのか悩みました。
子どもや家族のために働いているのに、本末転倒なんじゃないかなと。
しかし我が家は子どもが多く、1人体調を崩すと順番にしんどくなることもザラです。
病児保育へ預けていない時は1週間以上休む、なんてこともありました。
そこで意を決して病児保育に登録をし、預けてみることに。
説明を聞いていると、私の地域では回診もしてくれ、保育士さんたちも病気の対応に慣れている方ばかりで安心しました。
また、仕事で迷惑をかけてしまっているストレスからも解放されたのです。
私の場合、病児保育を預け先の選択肢として登録だけでも済ませることで、気が楽になりました。
なぜ病児保育に罪悪感を感じてしまうの?

病児保育を利用するときに罪悪感を抱いてしまう理由はいくつかあります。
「病気のときくらい、そばにいてあげたい」
一番大きいのは、これではないでしょうか。
子どもが熱を出して苦しそうにしていると、「こんなときくらい仕事より子どもを優先したい」と思ってしまいますよね。
それは、子どものことを大切に思っているからこその気持ちです。
だから、罪悪感を持ってしまう自分を責める必要はありません。
「仕事のために預けるのが申し訳ない」
「仕事に行くために病児保育を利用する」
という状況に、引っかかる人もいるでしょう。
でも、仕事をすることは、子どもの生活を支えることにもつながっています。
仕事を休めないから病児保育を利用する。それは「子どもより仕事を選んだ」という単純な話ではありません。
家庭を守るために、今できる方法を選んでいるだけの場合もあります。
病気のときは、いつも以上に甘えたくなる子もいます。
「知らない場所で寂しくならないかな」
「ママがいなくて不安にならないかな」
と心配になるのも当然です。
ただ、子どもが病児保育でどのように過ごすかは、年齢や性格、その日の体調などによっても変わります。
だからこそ、実際に利用してみて、子どもの様子を見ながら判断していくことも大切です。
病児保育を利用することは「かわいそう」なの?

ここで一度、「かわいそう」という言葉を分けて考えてみてもいいかもしれません。
病気の子どもがしんどい。これは事実です。
ママと離れて寂しいと感じる可能性もあります。
でも、「病気でしんどい」ことと「病児保育に預けられることがかわいそう」は、同じではありません。
病気になった子どもを安全に見てもらうために、病児保育を利用する。その選択が必要になる家庭もあります。
大切なのは、「病児保育を利用したかどうか」だけで親子の関係を判断しないことではないでしょうか。
病児保育を利用する前に確認しておきたいこと

罪悪感を減らすためにも、利用する前に確認しておきたいことが3つあります。
- 子どもの体調
- 子どもへの伝え方
- お迎えに行ったあとの時間
いつもと違う状況に戸惑わないよう、事前にチェックしましょう。
子どもの体調
病児保育は、どんな状態でも利用できるわけではありません。
施設によって対象となる病気や症状、利用できる年齢、定員などが異なります。
利用を考えたら、まず自治体や施設の利用条件を確認しましょう。
子どもへの伝え方
年齢によっては、
「今日はここで先生と一緒に過ごそうね」
「お迎えに行くから大丈夫だよ」
など、できるだけ見通しを伝えてあげるのもひとつです。
「病気だから置いていく」と感じさせるより、「今日はここでゆっくり休もうね」と伝えたほうが安心できる子もいるでしょう。
お迎えに行ったあとの時間
病児保育に預けたことで罪悪感を感じると、「帰ってから何かしてあげなきゃ」と思ってしまうかもしれません。
でも、特別なことをする必要はありません。
一緒に過ごして、抱っこして、話を聞いてあげる。
子どもが安心できる時間を作るだけでも十分です。
「病児保育に預けて後悔した」と感じたら

実際に利用してみて、
「やっぱり子どもには合わなかったかも」
「次は別の方法を考えたい」
と思うこともあるでしょう。
それも大切な気づきです。
一度利用したからといって、これからも必ず利用し続けなければいけないわけではありません。
反対に、
「思っていたより子どもが楽しそうだった」
「安心して仕事に行けた」
ということもあるかもしれません。
実際に私の子どもは、案外病児保育を楽しんでいました。
私の地域では保育所とは違い、好きなおやつやお弁当を持って行けたり、少人数で見てくれるので先生とたくさん遊べたりしたようです。
病児保育を利用するかどうかは、家庭ごとに違います。
周りの人がどうしているかではなく、自分の家庭に合う方法を探していけばいいのだと思います。
「預ける=かわいそう」ではなく「頼れる場所がある」と考えてみる

病児保育を利用するとき、「子どもを預けてしまって申し訳ない」と考えてしまうことがあります。
でも、見方を少し変えてみると、「子どもが病気になったときに、頼れる場所がひとつある」とも考えられます。
夫婦どちらも休めない。何日も仕事を休むのが難しい。
そんなときに、選択肢がひとつ増えるだけでも、親の気持ちは少しラクになります。
もちろん、子どもの体調や施設の状況によって、利用しないほうがいい場合もあります。
だからこそ、「病児保育を使うべき」「絶対に使わないべき」と決めるのではなく、そのときの子どもの状態と家庭の状況を見ながら選んでいいのではないでしょうか。
まとめ
子どもが病気になったとき、「できれば自分がそばにいてあげたい」と思うのは自然なことです。
だから、病児保育に預けることに罪悪感を感じてしまっても、自分を責めなくて大丈夫です。
でも同時に、
病児保育を利用すること=子どもを大切にしていない
ということでもありません。
仕事をすることも、家庭を守ることも、子どもの生活を支えることにつながっています。
病児保育を利用するかどうかは、その家庭によって違います。
「かわいそうかな」と悩んだときは、周りの目ではなく、今の子どもにとって何が必要なのか。
そして、今の家庭にとって無理なく続けられる方法は何なのか。
そこを考えてみてもいいのではないでしょうか。
病児保育の利用を迷っているママの罪悪感が、少しでも軽くなれば幸いです。

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